こんにちは、元バーテンダーのひょーがです!
今回は「ニコラシカ」というカクテルを、50杯以上飲んだことある私が詳しくご紹介していきます!
- ニコラシカを詳しく知りたい
- ニコラシカの飲み方を知りたい
- ニコラシカの作り方を知りたい
など、該当する方はぜひ最後までご覧ください!
ニコラシカとはどんなカクテル?

まずはじめにニコラしかとは?どんなカクテルなのかをご紹介していきます。
ニコラシカは端的に言うと、お口の中で作るブランデーカクテルです!(おしゃれ)
ブランデーをショットグラスに注ぎ、輪切りのレモンの上に砂糖を乗せ、先にレモン・砂糖をもぐもぐして、そのあとブランデーを一気に流し込見ます。
ニコラシカの由来
ニコラシカとは、ドイツで生まれたカクテルだと言われています。「ニコラシカ」って聞いたら何だかロシアを連想されますよね?
なぜドイツで生まれたカクテルが、ニコラシカというカクテル名かは・・・実は定かではありません。。
私の仮説としてはショット文化があるロシア人が旅行でドイツへ寄った際に、ウォッカの代わりにブランデーに変え、より美味しくするためにレモンと砂糖を含んだことから・・・だと仮説します!
カクテルの誕生した経緯とか想像すると、面白いですね♪
さて、お次にニコラシカの作り方をご紹介していきます。
ニコラシカの作り方

カクテルを作るとき、通常ではシェーカーやミキシンググラスやバースプーンなどを用意しますが、ニコラシカにバーツールは不要なのです!
これはバーテンダーからするとちょっと楽?かもしれませんね・・・!
バーツールが不要なので、材料さえあれば手軽に作れるのも魅力的ですね!
ニコラシカの基本的な作り方は以下の通りです。
- お好きなブランデー
- レモンの輪切り
- 砂糖
- ショットグラス・またはリキュールグラス
- 砂糖を型どる丸い軽量スプーンなど
作り方/レシピ
- ショットグラスにブランデーを注ぐ
- 計量スプーンに砂糖を入れ、輪切りにしたレモンの上に砂糖の型を作る
- レモンと砂糖をショットグラスに置く
こちらがニコラシカの通常の作り方です!
軽量スプーンは想像つきにくいかもしれませんが、以下のような軽量スプーンに砂糖を入れて丸型を作り、それをレモンの上にそっと乗せれば完成です!
さて、お次にニコラシカを作るときの3つのポイントをご紹介していきます!
ニコラシカを作る時の3ポイント
余裕があったりしたら以下やってみると面白いです♪
1.レモンの塩もみ
ニコラシカは輪切りのレモンをそのまま口に含むので、レモンを綺麗にしなければいけないですね。
実は、普通にレモンを水で洗ってもあまり綺麗にならないのです・・。
しっかり塩もみして余分な汚れを落としてからレモンを使用してみてください!
※お好みでレモンの皮をとっても構いません!
2.ブランデーに火をつける
アルコールが弱い人は、ショットグラスに入ったブランデーに火をつけてアルコールを少し飛ばしてみましょう!
チャッカマンが使いやすいと思います。アルコールを飛ばすことでニコラシカがより飲みやすくなると思います!
(ニコラシカはストレートをショットで飲むので、アルコール度数が高いカクテルです・・・!)
火を扱うので、十分に注意してください!
3.レモンの輪切り
ニコラシカはレモンの輪切りの太さによっても味が変わってきます!
ブランデーの味をより楽しみたい人は薄めに切り、ニコラシカ全体を味わいたい人は若干厚めに切るなど、調整してみてください。
私は、ちょっと皮ありの厚めのレモンが好きですね♪
また、レモンの皮が苦手な人はレモンの皮を剥くなど、レモン一つでも色々変わってくるので色々試してみてください!
以上がニコラシカを美味しく作る3つのポイントでした!
お次にニコラシカの飲み方をご紹介していきます!ニコラシカは飲み方がとても重要なカクテルなので、ぜひご覧ください!
ニコラシカの飲み方

基本的なニコラシカの飲み方は以下の通りです!
- 水を飲み、お口の中を綺麗にしておく
- レモン・砂糖を口に含む
- 2,3回モグモグする(飲み込まない)
- 混ざってきたらブランデーを含む
- レモン・砂糖・ブランデーを味わってフィニッシュ!
食事や他のカクテルを飲んだ後にニコラシカを飲む場合は、お水で口をすっきりさせた後に飲むのをおすすめします!
お口で作るカクテルなのでしっかりと味わって飲んでみてください!
ニコラシカとほぼ材料が一緒の「サイドカー」というショートカクテルがありますが、だいたい15分くらいで飲み切ります。
そう思うと、一瞬で飲みきれるニコラシカってとても贅沢なカクテルですよね?笑
ですので、しっかりと味わってニコラシカを飲むのをおすすめします!
奥が深いニコラシカ
ニコラシカを複数人で飲む時毎回思うのが、モグモグ中の沈黙の中誰が一番最初にブランデーを口に含むかです。
一番最初に飲みきって優勝とかはないが、なんか気になりますね。
レモンを噛む塩梅とか、ブランデーを飲み込むタイミングなど各々なので、ニコラシカは人によって味わい方も違ってきます!
だからこそ、ご自身で作れる唯一無二のカクテルかと思います。
うーん!奥深い!!!
ニコラシカをさらにこだわる
ニコラシカをより美味しくするこだわりをご紹介します!
興味がある方はぜひご覧ください。
1.ブランデーにこだわる
ニコラシカの大事な要素にブランデーがありますが、ブランデーと一概に言っても様々な種類があります!
今回は、用途別にいくつかおすすめのブランデーをご紹介します!
レミーマルタンV.S.O.P
コスパ重視!
コスパを重視するならレミーマルタンです!汎用性も高く、カクテルやストレート・ロックでも飲むことができます。
レミーマルタンは、多くのバーでブランデーベースのカクテルによく使われることが多いですね。
迷ったらとりあえずレミーマルタンV.S.O.Pでニコラシカを作ってみてください!
ブラー カルヴァドス
フルーティさを求めるならこれ!
カルヴァドスはりんごを原料に作られるブランデーです。
「ジャックローズ」というカクテルに近い味わいになります!フルーティーさを求めたい人におすすめです。
もちろんカルヴァドスはストレートやロックで飲んでも美味しいブランデーです。
ヘネシーV.S.O.P
質をこだわり抜くならヘネシー
ヘネシーはブランデー界の大御所です。
とにかく質を重視したいのであればヘネシーV.S.O.Pなんていかがでしょうか?繊細で鍛錬されたニコラシカが味わえます。
まさに上質なニコラシカを楽しみたい人におすすめしたいブランデーです!
2.砂糖にこだわる
日本では、上白糖(じょうはくとう)が主流ですが、サラサラ感を味わうならグラニュー糖でもいいでしょう!
ただ、サラサラしているので山みたいにはデコレーションできません・・!
海外では「少量のグラニュー糖をかけた」形で飲むことが多いので、山にこだわりがなく、飲みたい人はグラニュー糖でもいいと思います。
また、私がおすすめしたいのが和三盆(わさんぼん)。主に四国中心にポピュラーな砂糖です。
まろやかな甘さが特徴。ニコラシカにする場合は少なめに乗せるといいと思います。
ニコラシカはお口の中で作るカクテル
いかがでしたでしょうか?
ニコラシカは、ご自身で作る特別なカクテルです。
一気に飲み込むのでなく少しづつ味わってカクテルを作っていくいといいと思います。そのときの酔い具合や周りの雰囲気でも変わってくるカクテルなので、いろんなシーンでお楽しみください。
記事は以上になります、最後までありがとうございました!
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