
本記事の内容
- ピムスとはどんなお酒?
- ピムスの味や度数
- ピムスの飲み方
- 【番外】ピムスとテニス
こんにちは、元バーテンダーのひょーがです!
ピムスというお酒は、バーもしくはスーパーで見かけることがあると思いますが、カクテル作りには大変役に立つリキュールです。
今回は、そんなピムスについて詳しくご紹介いたします。(実はピムスってNo.1〜No.6まであるんですよ!)
- ピムスを詳しく知りたい・・
- ピムスの味や飲み方を知りたい・・
- ピムスを購入するか迷っている・・・
という方は、ぜひ最後までご覧ください!
ピムスとはどんなお酒?
ピムスとは、ロンドンで作られるお酒で、お酒の分類でいうと「リキュール」に当てはまります。
元々は、カクテルの副材料として使うのを前提として作られたお酒なのです。ですので、カクテル作りには一役買っていますね。
ピムスの歴史
1840年、ロンドンでオイスターバー(牡蠣を扱ったレストランの一角)を営んでいたジェームス・ピムが、ジンをベースにフルーツのエキスなどを配合したオリジナルカクテルを作り、それが「ピムス」の始まりとなりました。
このカクテルは「ピムス・ナンバーワン・カップ」と呼ばれ、当時のロンドンで流行しファッショナブルな飲み物として、人気を集めました。
18世紀・19世紀あたりのイギリスは、「ジンの時代」と言われるほどロンドンではジンが飲まれるようになるので、ジンをベースとしたピムスは流行る理由が見えてきますね。
今でいうタピオカみたいなもんですかね・・・?
ピムスの製造方法は世界で6人だけが知る秘伝のレシピらしいですよ!
ピムスの種類
今回ご紹介しているピムスはジンをベースとした「ピムスNo.1」ですがNo.6まであるらしいです。
各々ベースが変わってきます。それが以下。
- ピムスNo.1:ジン・ベース
- ピムスNo.2:スコッチ・ウイスキー・ベース
- ピムスNo.3:ブランデー・ベース
- ピムスNo.4:ラム・ベース
- ピムスNo.5:ライ・ウイスキー・ベース
- ピムスNo.6:ウォッカ・ベース
ただ、調べたところ、No.1以外はおそらく製造されていない(?)No1以降は海外のサイトで高値で売られていました。
個人的にはNo.2が気になるところですが、15,000円ほどでした!
もしバーや、海外で見かけた方は一口飲んでみてはいかがでしょうか?
ピムスの味や度数
ピムスの味
ピムスは柑橘系フレーバーを加えていることから、すっきりとして且つ甘さも若干伺えるような味わいになっています。
個人的には、シェークするようなショートカクテルより、割りもので楽しむロングカクテルの方が最適なイメージがあります。
しかし、ピムスを使用したカクテルレシピはそれほど多くないので、独自でオリジナリティのあるカクテルを作りたい人におすすめかもしれません。そういった意味では中級者向けのお酒ともいえますね。
ピムスのアルコール度数
ピムスのアルコール度数は、25%ほどです。リキュールの中では、中くらいのアルコール度数ですね。割って飲むのに適しています。
- 参考価格:1,900円
- 原産地:イギリス
- アルコール度数:25%
ピムスの飲み方
1.ストレートで飲む
お酒が得意な方は一度、ストレートで味をしっかり味わうのをおすすめします。何と合うのかとか考えると、お酒を作るのが面白くなってきますね!
2.ロックで飲む
ストレートでは、少しきついという方はロックで飲んでみてください。オレンジスライスを添えると香りがたち、より一層美味しく飲めると思います。
3.ソーダ割りで飲む
さっぱりと飲みたい方は、ソーダ割りで飲んでみてください。ちょっと味が薄いと感じたら、アンゴスチュラビターズなど苦味系のビターズをアクセントとして垂らすと、また違った味わいを感じれます!キューリの薄切りを入れてみても香り高くなり、面白いですよ!
薬用酒で、ラムをベースに数種類のハーブやスパイスを使用した苦いリキュールです。カクテルのアクセントとして大変有能なリキュールになっています。
4.ジンジャーエール割りで飲む
ソーダ割りより味をつけて飲みたい方は、ジンジャーエールで割ってみてください。辛口だとピムスの味が潰れることがあるので(ピムスの分量を上げれば問題ないかもです)個人的には甘口のジンジャーエールがおすすめです。
6.カクテルで飲む①:PIMM’S NO.1 SPRITZ
レモネードとスパークリングワインを使用したカクテルです。スパークリングワインがなければソーダを使用してもマッチするかと思います。ホームパーティ用に良いかもしれないですね!
- ピムス:50ml
- レモネード:75ml
- スパークリングワイン:25ml
作り方/レシピ
- ワイングラスに氷を入れる
- ピムスとレモネードを入れ軽くビルドする
- スパークリングワインを注ぎ完成!
*レモネードの作り方*
- レモンジュース:40ml
- 砂糖:3tsp
- 水:約110ml
7.カクテルで飲む②:PIMM’S ROYALE
キール・ロワイヤルというカクテルのピムスバージョンです。シャンパンに飽きた時や、余った時にはとても重宝できる飲み方ですね!
- ピムス:25ml
- シャンパン:適量
- イチゴ
作り方/レシピ
- シャンパングラスにシャンパンを注ぐ
- ピムスを注ぎ軽くビルドする
- イチゴを飾り完成!
8.カクテルで飲む③:PIMM’S SUNDOWNER
ピムスにフルーツジュースを入れたカクテルです。フレッシュフルーツで作るとより一層美味しくなると思います!ピムスはフルーツとの相性も良いのでおすすめのカクテルです。
- ピムス:50ml
- オレンジジュース:25ml
- レモンジュース:25ml
- アップルジュース:25ml
- 砂糖・シロップ:5ml
作り方/レシピ
- グラスに氷を入れ材料を入れる
- ビルドして完成!
以上が、ピムスの飲み方でした。ご自身でも色々試してカクテルを作ってみると、面白いかもしれませんね♪
【番外】ピムスとテニス
ピムスと関わりが深いのが、ウィンブルドン選手権です。
ウィンブルドン選手権とは、ロンドンのウィンブルドンで6月〜7月に開催されるテニスの4大国際大会の一つです。その会場では、ピムスが人気でピムスを飲みながらテニスをみるのが主流になっています。
そのため、ピムスは英国の夏を楽しむ代表的なリキュールとも言われています。
ピムスは、夏にうってつけなリキュールですね!
終わりに
今回はピムスというリキュールをご紹介しました。1本あれば本格的なカクテルが作れるので、ぜひこの機会に試してみてください!
- 参考価格:1,900円
- 原産地:イギリス
- アルコール度数:25%