アブサンってどんなお酒?飲み方や起源・歴史を徹底解説!

アブサンの画像Spirits
ひょーが

お酒に関する記事を執筆しています。高校卒業後バーテンダーの世界に入りカクテルコンペティションなどに積極的に活動→その後マーケティングなどを学び海外の広告代理店にて働く

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アブサンというリキュールご存知ですか?

実は、アブサンはあの有名な芸術家「ゴッホ」が愛したお酒でも有名です。

今回は、アブサンの歴史・飲み方や魅力に迫っていきます!

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アブサンとは?

ニガヨモギの画像

アブサンは、ヨーロッパを中心に製造される「ニガヨモギ」を主体とし「アニス」「ウイキョウ」などを中心に様々なスパイスやハーブを調合した薬草系リキュールです。

1792年ごろスイスの医者が鎮痛・解熱目的ででアブサンを開発したと言われています。

その後、アンリ・ルイ・ペルノーに売却しペルノーが商品化、フランス中心に広まり、食前酒としてよく愛されて飲まれていました。

その一方で、アブサン中毒になる人が多く、犯罪者も増えてきました。

さて、ではなぜ中毒になったのでしょうか?他のお酒と何が違うのかをみていきます!

アブサン中毒

アブサンには原料のニガヨモギに含まれている「ツジョン」という香り成分が入っています。

その成分が幻覚などを引き起こす原因となりました。

ツジョンとはメンソール系の香りがあり、大量摂取すると、麻酔作用・嘔吐・幻覚・錯覚・痙攣など引き起こし、依存性もあります。

マリファナに似た成分ですね。

そのため、アブサンは「緑の妖精」という異名もありました。

アブサン禁止令

20世紀初めごろから、アルコール中毒・アブサン中毒に対するデモが起こり、一部のヨーロッパやアメリカでは、アブサンの製造・流通・販売は禁止されます。

アブサン禁止後

スイス・フランス・アメリカは禁止されましたが、禁止令がないアジアや日本では、流通していました。

その一方でツジョンが原因によるアブサン中毒は疑問視され、ニガヨモギを使用しないパスティスという薬草系リキュールがが製造されるようになりました。

1981年代には、WHO(世界保健機関)が緩和規制をしてアブサンの製造を復活しました。

アブサンの由来

アブサンの由来は、主に3つあると言われています。

  1. ニガヨモギの昔の呼び名からきた(Artemisia absinthium、アルテンシア・アブシューム)
  2. 「聖女の溜息、妖精のささやき」を意味する”absinc”からきた
  3. 「absence」英語で不在という意味で、存在しないという意味。禁止になった背景から、開発当時に禁止される運命が決まっていたという解釈もできますね。

アブサンと芸術家

アブサンは幻覚作用やインスピレーションを引き出す作用があることから、感性豊かな芸術家にも愛されました。
詳細は、以下にまとめましたので、芸術に興味がある方はみてみてください!

今世に出ている有名な作品も、アブサンを飲みながら描いたのだとしたら、少し胸が熱いですね。。

アブサンの歴史まとめ

1792年スイスの医師のピエール・オーディナーレ氏が医療目的でアブサンを開発
1797年アンリ・ルイ・ペルノーに売却し、ペルノーが商品化した
1830年ごろフランス兵が赤痢予防としてアブサンを飲む習慣がつき、国民にも広まった。ワインより安く買えるため一気に広まる
1898年ゴンゴ共和国で初の製造禁止
1907年スイスで製造禁止
1915年フランスで製造禁止
1981年WHO(世界保健機関)が規制緩和。ツジョン残存許容量が10ppm以下を条件として、製造が復活する。
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現代のアブサンは危険?

現在のアブサンは危険ではありません!

規制もされているし、合法で安全なため幻覚を見ることもないです。

当時は、成分が強かったり感受性豊かな芸術家たちの間では、もしかしたら何か幻覚があったのかもしれません。

ただ、香りが強いのでアロマのようなまどろみはあるかもしれないです。

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アブサンの飲み方

アブサンの画像

アブサンには飲み方がいくつかありますが、有名なのを紹介します。

アブサンの飲み方:ボヘミアンスタイル

  1. ロックグラスに氷を入れる
  2. アブサンスプーンの上に角砂糖を置く
  3. その上にアブサンを注ぐ
  4. 角砂糖に火をつけ、少し待つ
  5. 上から水をかけて、火を消す
  6. アブサンスプーンをグラスに入れ砂糖を混ぜて完成

砂糖を溶かし、最後水で流しながらロックスタイルでで飲むスタイルです!

アブサンスプーンがあればできると思うので、試してみては!?

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アブサンを使用したカクテル

アブサンのカクテルの画像

アブサンを使用したカクテルもたくさんあります。

がっつり、使うというより、スパイス的に2・3滴垂らす使い方もしたりしています。

香りがあるので、2・3滴でもかなり締まりが効きます!

1.アースクエイク

材料

  • ドライ・ジン:20ml
  • ウイスキー:20ml
  • ペルノー:20ml

シェークし、カクテルグラスに注ぐ

2.ブラックソーン

材料

  • アイリッシュウイスキー:30ml
  • ドライ・ベルモット:30ml
  • ペルノー:3dash
  • アンゴスチュラビターズ:3dash

シェークし、カクテルグラスに注ぐ

3.ドリーム

材料

  • ブランデー:45ml
  • オレンジキュラソー:15ml
  • ペルノー:1dash

シェークし、カクテルグラスに注ぐ

4.ヨコハマ

材料

  • ドライジン:20ml
  • ウォッカ:10ml
  • オレンジジュース:20ml
  • グレナデンシロップ:10ml
  • ペルノー:1dash

シェークし、カクテルグラスに注ぐ

5.スイッセス

材料

  • ペルノー:45ml
  • アニセット:15ml
  • 卵白:1つ

十分にシェークし、カクテルグラスに注ぐ

6.イエローパロット

材料

  • アプリコットブランデー:20ml
  • ペルノー:20ml
  • シャルトリューズイエロー:20ml

シェークし、カクテルグラスに注ぐ

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終わりに

今回は、アブサンという禁断のリキュールを紹介させていただきました。
まとめると、

  • ニガヨモギを主体とする薬草系リキュール
  • はじめは医療目的で開発された
  • ニガヨモギに含まれる成分がきつく、一時製造禁止された
  • 規制緩和し、解禁される。
  • 現代は危ないお酒じゃなく、安全に飲める
  • 芸術家にも愛されたお酒

一時製造を禁止してもなお、現代も愛され続けてるアブサンは、この先もずっと飲まれるお酒であると思います!

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