こんにちは、元バーテンダーのひょーがです!
今回は、『ボウモアVSラフロイグ』ということで、人気アイラウイスキーを飲み比べていきます!
とはいえ、どのウイスキーにも特徴や個性があるので『このウイスキーはこういう味わいなのでこういう人におすすめ』というように、絶対的な視点でレビューしていきます!(ナンバーワンよりオンリーワン的な)
今回レビューする銘柄は「ボウモア12年」「ラフロイグ10年」を飲み比べていきます。
まずはじめに、ボウモアとラフロイグ、それぞれの特徴についてみていきましょう!
ボウモア(大きな岩礁)の特徴
ボウモア蒸留所は、地図の通りアイラ島の真ん中ら辺に位置します。
アイラの中央に位置するせいか、南のヘビーな味と北のライトな味の中間的でアイラモルトの全体を把握するに最適とも言われています!
また、アイラ島で一番はじめに作られた蒸留所でもありますね!

こ、こ、これはまさに、アイラウイスキーの母と言っても良いのでは!?
ボウモアのアピールポイント①:フロアモルティング
ボウモアの特徴は、『フロアモルティング』という手法をを現在でも使用しているところです。
モルティングとは、大麦を発芽する過程のことを指します。
近年のモルティングは、モルトスターと言われる麦芽製造業者が機械で行なっていますが、フロアモルティングではモルトマンと呼ばれる職人たちが人力でシャベルを使用して大麦を混ぜています。
その後、発芽の進行を止めるためキルンと呼ばれる麦芽乾燥塔でピートを焚いて乾燥させることで独特のスモーキーフレーバが作られます。
フロアモルティングを現在も行なっている蒸留所は、およそ7つほどで現在ではとても貴重な製造方法ということがわかりますね・・・!
ボウモアのアピールポイント②:海抜0メートルでの熟成
ボウモアの第一貯蔵庫は、アイラの中でも一番古く、海にダイレクトに面したところにあります!
海の潮風に当たりながら熟成され、アイラウイスキーの中でも唯一無二のウイスキーではないでしょうか?
ラフロイグ(広い入江の美しい窪地)の特徴
ラフロイグは、1815年に作られた蒸留所です。
アイラウイスキーの中では初期の方ですね!
ラフロイグのアピールポイント①:フロアモルティング
ボウモアと同様、フロアモルティングで製造しています。



アイラウイスキーでは、ボウモア・ラフロイグ・キルホーマンの3つが現在でもフロアモルティングを行なっています!
これは良き好敵手・・・!
ラフロイグのアピールポイント②:チャールズ皇太子御用達
ラフロイグは、チャールズ皇太子御用達のシングルモルトとして、『ロイヤル・ワラント』といわれ、プリンス・オブ・ウェールズの紋章がラベルに印刷されています。
なんと・・とても名誉なことですね!
では、それぞれの特徴を捉えた上で、実際にボウモアとラフロイグを飲み比べていきましょう!
【レビュー】ボウモアとラフロイグ飲み比べ!


【ボウモアとラフロイグ】香りの違い
まずは香りから見てきましょう!
香りは同じアイラウイスキーでも全然違います!
- 甘めで潮っぽい香り
- 程よいピート香
- 正露丸!
- 懐かしさを感じる田舎の香り
ボウモア12年は甘めで潮っぽい香りがして万人受けな印象に対して、ラフロイグ10年はザ・正露丸のようなくせ者の香りがします!



サスケがボウモア12年で、ナルトがラフロイグ10年みたいな!



南波日々人がボウモア12年で、南波六太がラフロイグ10年みたいな!



流川楓がボウモア12年で、桜木花道がラフロイグ10年みたいな!
【ボウモアとラフロイグ】味の違い
実際に飲んで、ボウモアとラフロイグの違いを見ていきます!
始めほんのり甘く、後から優しいスモーキーな風味を感じられる味わい


若干甘さも感じるが、後から来るピートが強く余韻が長い楽しめる味わい


永遠のライバル関係でもある『天才VS努力』みたいな構図になっていますがあながち間違っていなくて、ボウモア12年は天才的に仕上がり、アイラウイスキーの中でも万人受けよりのウイスキーかと思います!
逆にラフロイグ10年は万人受けではないが、好きな人はドハマリするようなピートの癖が特徴的かなぁと思います!



ハマれば最強!
ボウモア、ラフロイグ共に数ある蒸留所の中で現在では少ないフロアモルティングという手法で作られるウイスキーですが、個性も違ってきます。
表があれば裏がある、右があれば左がある、太陽があれば月があるようにアイラウイスキーの中でも対照的な2つのウイスキー、好みも人により違ってくるでしょう!
【ボウモアとラフロイグ】こんな人におすすめのウイスキー!



まとめると、こんな感じです!
- 甘めのウイスキーが好き
- 潮っ気のあるウイスキーが好き
- 香りが良いウイスキーが好き
- 癖のあるウイスキーが好き
- 一味違うウイスキーを飲んでみたい
- ピートが強めのウイスキーを飲んでみたい
【ボウモアとラフロイグ】価格違い
名称 | 価格 |
---|---|
ボウモア12年 | ¥4,000〜¥4,300(変動あり:Amazonで確認する) |
ラフロイグ10年 | ¥4,800〜¥5,500(変動あり:Amazonで確認する) |
価格的にはボウモア12年の方が若干リーズナブルなお値段になっています!



アイラウイスキーは5,000円オーバーする価格帯が平均ですが、4,000円台で買えるのはとても魅力的です!
ボウモア12年


ラフロイグ10年


ボウモアとラフロイグは良き好敵手!
いかがでしたでしょうか?
今回はボウモアとラフロイグを比較してみました!
どちらが良いという訳ではなく、好みに合わせてウイスキーを楽しんでいただければ嬉しいです!
ボウモア12年とラフロイグ10年の詳しいレビューは以下の記事記載しています!




参考になれば幸いです♪
記事は以上になります、最後までありがとうございました!