- ウォッカとは何?
- 覚えておきたいウォッカの銘柄
- 覚えておきたいウォッカカクテル
こんにちは、元バーテンダーのひょーがです。
ウォッカというお酒は聞いたことあるけど、明確にウォッカを説明できる人は少ないのではと思います。
今回は、要点を抑えて初心者でもウォッカが5分で理解できるよう簡潔にご紹介します。
また、この機会にぜひ初心者が覚えておきたいウォッカの銘柄やカクテルも覚えて帰っていってください!
ウォッカとはどんなお酒?
ウォッカとは端的にいうと、「穀物を原料とした蒸留酒で、無味無臭のお酒」です。
特に無味無臭というのがウォッカの特徴です。
ウォッカの原料は?
さらに少し突っ込んでみていくと、ウォッカの原料の穀物とは、以下です。
- トウモロコシ
- じゃがいも
- 米
- 麦
- 豆
等。
実は、私たちの身近にありそうなものばかりですね!
この原料をデンプンから糖に変えて、蒸留しウォッカが作られます。詳しい作り方は後ほどご紹介します。
ウォッカのアルコール度数どはどのくらい?
ウォッカのアルコール度数は一般的に40%ほど。ただ、ロシアでは寒さを防ぐためにアルコール度数50%のウォッカもあります。
アルコール度数50%ってかなり高いですよね・・汗
しかしながら、もっと上がいます。
世界で一番アルコール度数が高いお酒「スピリタス」。ポーランドで作られるウォッカでその度数は96度。。
スピリタスはストレートではあまり飲まなく、果実酒の原酒に使われたり、ブルーブレイザーという火を使うカクテルに使用されたり、火を吹くパフォーマンスに使われたりします!
↓スピリタスを使用して火を吹いている動画
※5:20〜
ウォッカの種類とは何がある?
ウォッカの種類は大まかに2種類に分けられます。
それが、
- ピュア・ウォッカ
- フレーバード・ウォッカ
ピュアウォッカ
ピュアウォッカは一般的なイメージ通りの無味無臭。
カクテルのベースによく使われるが、純度が高いウォッカはプレミアムウォッカとしてストレートやロックで楽しむことができます。
カクテルを作ったり、ウォッカ素材そのものの味を楽しみたい人向け
フレーバード・ウォッカ
フレーバードウォッカは逆にフルーツや草根木皮で香り・風味づけされたウォッカです。
たまにカクテルのベースで使われることもあるが、基本的には、ロックや・ソーダ割で楽しみむことができます!
フレーバーがついたウォッカをソーダで割ったり、ロックで飲みたい人向け
ウォッカの作り方とは?どうやって作る?
ウォッカ作りの工程は、次の通りです!
- 原料:様々な原料を使用
- 糖化:発酵:デンプンを糖に、糖をアルコールにする
- 蒸留:アルコール度数の高いスピリッツを造る
- 加水:80度ほどのスピリッツを40度〜60度ほどに下げる
- ろ過:白樺かアカシアの活性炭でろ過
- 瓶詰め:熟成はなく、ろ過された原酒を瓶詰め
一番大事なのが5番目の「ろ過」
ウォッカ作りならではの工程で、どの銘柄もろ過の仕方に徹底しているんです。。!
というのもこの活性炭を使用してろ過することで、クリアな酒質が生まれるため製品の品質が問われます!
ウォッカ選びのポイントにもなりそうですね。頭の片隅に入れておいてください!
ウォッカの主な生産地とは?
ウォッカといえば、ロシアを連想すると思います。寒さを和らげるため、ウォッカをショットでクイっと。!
ロシア以外にもウォッカの生産が進んでる国はあるのでウォッカ作りの盛んな国と特徴を解説していきます!
1.ロシア
ウォッカの本場。ピュアウォッカ・フレーバードウォッカと盛んに作られる。寒いこともあり、アルコール度数50%を超える銘柄もかなり多いです。
2.ポーランド
特産のライ麦を原料に、ポルモスとう公団組織がウォッカの製造を担っているのが特徴。ズブロッカという銘柄が世界的に有名です。
3.北ヨーロッパ
フィンランド・スウェーデンはウォッカを地酒として親しまれています。ちなみに、ロシア・ポーランドと共にウォッカベルトと呼ばれています!
4.北アメリカ
北アメリカでは、カクテルのベースとして作られるウォッカが多いです。アメリカはカクテル大国なのでアメリカでの繁栄もわかりますね・・
寒い地域を中心に作られることが多いですね。
さて、そんなウォッカですが、メジャーな銘柄は抑えておきましょう。ウォッカメーカーの有名どころをご紹介します。
初心者が覚えておきたい4つのウォッカ!
1.スミノフ ウォッカ
定番中の超定番!
ウォッカ業界で世界一の売り上げのスミノフウォッカ。ウォッカの本場ロシアで丁寧に造られます。カクテルのベース非常に良く使われます。また、様々な種類を出しているのも魅力の一つ。
- 種類:プレミアム・ウォッカ
- アルコール度数:40%
- 生産国:ロシア
- 参考価格:¥1,700
2.スカイウォッカ
ウォッカベースと言ったらこいつから!
二日酔いに悩む発明王のモーリス・カンバー博士が1992年に生み出したウォッカ。4回蒸留の3回ろ過。伝統的なウォッカ造りに新たな風を吹き込んだプレミアムウォッカ。扱いやすさから多くのバーで常備されています。
- 種類:プレミアム・ウォッカ
- アルコール度数:40%
- 生産国:サンフランシスコ
- 参考価格:¥1,700
3.アブソリュート ウォッカ
おしゃれで多彩!アブソリュート
良質な原料にこだわるプレミアムウォッカ。アブソリュートは、様々なフレーバードウォッカを生み出し、そのせいかかすかにドライフルーツの香りも感じられるプレミアムウォッカです。
- 種類:プレミアム・ウォッカ
- アルコール度数:40%
- 生産国:スェーデン
- 参考価格:¥1,900
4.グレイグース ウォッカ
初心者でも美味しくカクテルを作れる!
世界のセレブたちに愛されたグレイグースは、カクテルのベースでは最高のウォッカです。洗練された味わいで美味しいカクテルを作るなら欠かせないウォッカ。
- 種類:プレミアム・ウォッカ
- アルコール度数:40%
- 生産国:フランス
- 参考価格:¥3,700
メジャーなウォッカメーカーは以上です。
これでバーなどに行っても、すぐにウォッカの瓶は分かるはずです♪
詳しくおすすめウォッカをみたい方は、以下の記事をご覧ください。
>>【飲み方別】ウォッカのおすすめ銘柄16選!元バーテンダーが厳選しました。
さらに、ウォッカ初心者が覚えておきたいカクテルもまとめておきます。
初心者覚えておきたいウォッカカクテル
ウォッカを使用したカクテルはその使いやすさからたくさんあります。
1.ソルティドッグ
ロックグラスの縁に塩が付いているカクテル。ウォッカとグレープフルーツを使用したさっぱりとしたカクテル。「甲板員」というイギリスのスラングからきています。
- ウォッカ:30ml
- グレープフルーツジュース:40ml
ボストンシェーカでシェークし、塩がリムされたロックグラスに注ぐ
2.モスコミュール
こちらも有名なカクテル。ウォッカとジンジャーエールを使用して作られます。口当たりがとても強いことから、「モスクワのラバ」と名前がつけられました。銅マグで飲むのが一般的です。
- ウォッカ:30ml
- ライムジュース:10ml
- ジンジャーエール:適量
銅マグに氷を入れ、ウォッカ・ライム・ジンジャーエールを入れ軽くビルドする。
3.カミカゼ
アメリカ発祥のカミカゼは、キレの鋭さから神風特攻隊を連想されることでつけられました。ウォッカとオレンジリキュール、ライムを使用して作るカクテルです。
- ウォッカ:20ml
- ホワイトキュラソー:20ml
- ライムジュース:20ml
ボストンシェーカーでシェークし、ロックグラスに注ぐ。
4.レッドブルウォッカ
レッドブルとウォッカを混ぜたカクテル。エナジーが湧き元気になれるかも!?ただし飲みすぎには注意です!
- ウォッカ:30ml
- レッドブル:適量
- レモンジュース:10ml
コリンズグラスにウォッカ・レモン・レッドブルを入れ、軽くビルドする
さらに詳しくカクテルを知りたい方は、以下の記事をお読みくださいませ!
厳選した18個のウォッカカクテルをご紹介しています!
メジャーなカクテルからマイナーなカクテルまで!
終わりに
今回はウォッカとは何?ということをご紹介いたしました。
まとめると、
- ウォッカは、穀物を原料としたスピリッツ
- ウォッカにはピュアウォッカとフレーバードウォッカがある
- ろ過の工程でウォッカの品質が変わる
- 北半球での生産が多い
寒い冬はロシアみたいにストレートで、暑い夏はカクテルで爽やかに・・・
年中無休楽しめるウォッカをこの機会に初めてみてはいかがでしょうか?^^