本記事の内容
- デュボネとは?
- デュボネの味や度数
- デュボネの飲み方
- デュボネを使用したカクテル
こんにちは!元バーテンダーのひょーがです!
本日は、デュボネというお酒について、味やデュボネを使用したカクテルなどをご紹介していきます!
- デュボネの購入を考えている・・・
- デュボネの飲み方を知りたい・・・
- デュボネというお酒を知りたい・・
という方はぜひ最後までご覧ください!
デュボネとは?

デュボネとは、赤ワインにキナ皮を初めとする薬草や漬けて熟成させたワインリキュールです。ワインは醸造酒に分類されますが、デュボネの場合はリキュールの混成酒に分類されるんですね!
お酒の主な分類
- 蒸留酒(ジン・ウォッカなど)
- 醸造酒(ワイン・ビールなど)
- 混成酒(リキュールなど)←デュボネはここ!
ちょっとややこしいのですが、ワインではなくワインリキュールなので分類は混成酒になります。
1846年にフランスのジョセラ・デュボネさんによって作られました。デュボネとは人の名前だったんですね!
デュボネの製造方法
デュボネに使用されるベースのワインは・・・
- グルナッシュ(赤ワインのブレンド用に使用されることが多い品種)
- マスカットアレキサンドリア(日本で言うマスカット)
- カリニャン(スペイン起源の品種)
デュボネに使用される薬草などは・・・
- キナ皮(キナノキと言う薬草樹木を乾燥させたもの)
- オレンジ皮
- コーヒー豆
- 各種スパイス
などが含まれています。その後、樽熟成を行い瓶詰め出荷されます。詳しい製造方法は公開されていませんが、1846年から続くデュボネはアペリティフとしてとても人気になりました。
アペリティフとは?
アペリティフワインとは、食前酒という意味で食事の前にお酒を飲んで胃の中を活性化させたり、会話を弾ませるきっかけに飲むお酒のことです。
アルコール度数は弱めで飲みやすいお酒が特徴的です。日本ではあまり馴染みがないですがフランスでは毎年6月の第一木曜日をアペリティフの日と定めているのです。
そんなデュボネですが、赤ワインのような味がするのでしょうか・・・?
デュボネの味や度数

デュボネの味は、赤ワインの甘みとキナの苦味が折り混ざり独特なワインを飲んでいるような味わいです。赤ワインに飲み慣れている方はびっくりするかもしれません。
そしてデュボネのアルコール度数は15%ほどで、通常の赤ワインと同等のアルコール度数ですね!食前酒にはちょうど良い度数なので安心です!
デュボネルージュ750ml

デュボネの飲み方

デュボネの主な飲み方は以下の4つで、後ほどデュボネを使用したカクテルをご紹介します!
- デュボネをストレートで飲む
- デュボネをロックで飲む
- デュボネをトニックウォーターで割って飲む
- デュボネをエリザベス女王スタイルで飲む
1.デュボネをストレートで飲む
デュボネはアペリティフワインとしてストレートでちょびっと飲む飲み方です。その際にデュボネは冷蔵しておくとより美味しく飲めます。
2.デュボネをロックで飲む
アペリティフワインとして飲みたいけど、ストレートはちょっと苦手だったりする方はロックグラスに氷を入れて飲んでみてください。
さらにレモンスライスやオレンジスライスを添えると香りもより楽しめるように飲めます。
3.デュボネをトニックウォーターで割って飲む
デュボネをトニックウォーターで割って飲んでもほろ苦くさっぱりと飲めます。
デュボネに含まれる「キナ樹皮」とトニックウォーターの原料となっている「キニーネ」は同じキナノキから作られるので、とてもマッチします。
4.デュボネをエリザベス女王スタイルで飲む
イギリスのエリザベス女王はジンを使用したカクテルがとても好きとのことで有名です。そのカクテルが、「ジン+デュボネ+レモンスライス」。作り方は以下の通りです!
レシピ
- ジン:30ml
- デュボネ:30ml
- レモンスライス:1枚
作り方
- ロックグラスに氷をいれる
- ジン・デュボネを入れて軽くビルドする
- レモンスライスを添えて完成!
ジンがあれば簡単に作れそうですね♪
>>【価格別】ジンのおすすめ銘柄19選!種類や飲み方も8分で分かるように解説!
最後にデュボネを使用したカクテルをご紹介します。デュボネカクテルは辛口でマニアックなカクテルが多い印象です!!笑
辛口なお酒が好きな方は合うのではないでしょうか!?
デュボネを使用したカクテル

1.ザザ
アンゴスチュラビターズとは薬用酒で、ラムをベースにスパイスなどを使用した苦いリキュールです。カクテルの王様「マティーニ」にも使用されますね!
- ジン:30ml
- デュボネ:30ml
- アンゴスチュラビターズ:1dash
- ステアしてカクテルグラスに注ぐ
2.アペタイザー
アペタイザーとは「食欲をそそるもの」・・・つまり食前酒という意味です。
オレンジジュースが入ることで飲みやすくなり食前に飲んでみたいカクテルですね!
- ジン:30ml
- デュボネ:15ml
- オレンジジュース:15ml
- シェークしてカクテルグラスに注ぐ
3.バーテンダー
バーテンダーの方だったらこのカクテル知ってはいるけど、一度も頼まれたことがないカクテルNo1ではないでしょうか!?笑
かなり辛口のカクテルです!辛口のカクテルが好きでまだ飲んだことがない方はぜひ試してみてください。
- ジン:15ml
- ドライ・シェリー:15ml
- ドライ・ベルモット:15ml
- デュボネ:15ml
- グランマルニエ :1dash
- ステアしてカクテルグラスに注ぐ
4.デュボネ・カクテル
デュボネカクテルは、「ザザ」のアンゴスチュラビターズを抜かしたカクテルです。ジンとデュボネってとてもマッチするんですよね!デュボネが好きな方はぜひ試してみてください!
- ジン:30ml
- デュボネ:30ml
- ステアしてカクテルグラスに注ぎ、レモンピールをかける
5.デュボネ・マンハッタン
デュボネ・カクテルのベースをライウイスキーに変えたのがデュボネマンハッタンです。
マンハッタンとは、カクテルの女王とも呼ばれウイスキーベースのカクテルのことなのです。それのデュボネバージョンですね!
- ライ・ウイスキー:30ml
- デュボネ:30ml
- ステアしてカクテルグラスに注ぎ、レモンピールをかける
6.ソウル・キス
ソウル・キスはベルモットと呼ばれるフレーバードワインを使用したカクテルです。
ベルモットもワインベースのお酒なのでワインが好きな方は気に入るかもしれませんね!ただ、ちょっと癖があるので好みに合うかは分かりませんが・・・!
- ドライ・ベルモット:20ml
- スイート・ベルモット:20ml
- デュボネ:10ml
- オレンジジュース:10ml
- ステアしてカクテルグラスに注ぎ、レモンピールをかける
>>おすすめのベルモット18選!カクテルや飲み方も元バーテンダーがご紹介します!
デュボネはアペリティフにもカクテルにも使用できる!
いかがでしたでしょうか?デュボネは食前酒としてロックやストレートで飲んだり、カクテルとしても楽しめますね!(ただ、カクテルの場合はちょっと技術がいりますが・・・!)
ワインとは少し違うので、ワインが好きな方のちょっとした手土産もデュボネは良さそうですね!

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