
- アマレットとは?
- アマレットの味や度数など
- アマレットの飲み方10選
こんにちは、元バーテンダーのひょーがです。
アマレットというお酒は、スーパーとかでよく見かけるけど、どのようにして飲めばいいのか分からない方も少なくないかと思います。
今回は、アマレットの由来・味・自宅でも作れる簡単な飲み方をご紹介していきます!
- アマレットの味が知りたい・・・
- アマレットの飲み方が知りたい・・・
- アマレットってどんなお酒か知りたい・・
という方は、ぜひ最後までご覧ください!
アマレットとは?
アマレットとは、イタリアで作られるリキュールです。割って飲んだり、カクテルに使用したりと、バーでは必ず置いてあるお酒です。リキュールの中での分類では「ナッツ系・種子系リキュール」に分類されます。
リキュールってなんだっけ?という方は、以下の記事に詳しく書いてあります。
>>5分で理解!リキュールとはどんなお酒?元バーテンダーが分かりやすくご紹介!
アマレットの原料
アマレットの原料は、アンズの核(アンズの中心部にある種子)を原料としています。
アマレットと最初に名付けたのは、「ディサノーロ・アマレット」という銘柄です。アンズの核を使用してその商品がヒット。他メーカーから似た名前の類似品が売られたことから、アマレット=アンズの核のリキュールというような認識が広がりました。
そのことから、アマレット本家の味を選ぶなら、「ディサノーロ・アマレット」ですね!
アマレットの由来
アマレットの由来は、アマレッティというイタリアのお菓子の風味に似ているとのことで、「アマレット」と付けられました。
実は、アマレットの誕生には、恋愛ドラマが隠されてい他のでご紹介します。
16世紀、ルイーニという画家が聖堂にキリストの絵を描きたいため、ミラノ市のサローノ町に滞在していました。ルイーニが宿泊していた女主人はとても美しく、彼は恋をし、そこで彼女をモデルに聖母マリアを描きました。すると、女主人はお礼に、リキュールをルイーニに贈りました。
1807年、サローノ町のカルロ・ロメリコ・レイナは、この話を元にルイーニに送ったレシピの復元に挑み、アンズの核を原料にハーブやフルーツを使用したリキュールを作り、飲んでみたら、地元の「アマレッティ」というお菓子に似ていることで、アマレットと名付けられ、商品化に至りました。
どうでしたか?もしかしたらルイーニと女主人の恋愛ドラマがなければこの世に存在しなかったリキュールかもしれませんね!
ちなみに、アマレッティとはこういうお菓子です↓↓
お酒が好きな人へのお土産にもいいかもですね!興味がある方はぜひご覧ください!
お次に、そんなアマレットの味をご紹介します。
アマレットの味や度数って?
アマレットの味
アマレットの味は、杏仁豆腐のような甘さと風味があります。甘みの濃厚感とコク深い香りが特徴的だと思います。
ブラウンスピリッツに少し足して飲んだり、アイスにかけても味わえるリキュールです。
アマレットのアルコール度数
アマレットのアルコール度数は28%です。リキュール類では少しだけ高めのアルコール度数ではないでしょうか?
アルコールが弱い方は、通常のレシピより割りものを多くしたり、アマレットの分量を減らして、調整してみてください!
アマレットの価格
アマレットの価格は、700mlで2,200円〜2,500円ほどの価格です。リキュール類では、平均的な価格ですね!
お次に、アマレットのおすすめの飲み方をカクテルを含めて10個ご紹介します!
アマレットの飲み方10選
アマレットの飲み方はカクテルに使われることが多いです。今回は自宅でも簡単に作れそうなアマレットを使用したカクテルを含めて10個の飲み方をご紹介します。
1.アマレット・コーク
ちょっと贅沢なコーラを飲んでいるような気分になります。アマレットはコーラの甘さとどこか似ている甘さがあり、個人的には炭酸類だったらコーラが一番マッチしているかと。甘いのがお好きの方におすすめします。
- アマレット:30ml
- コーラ:適量
作り方/レシピ
- グラスに氷を入れる
- アマレットを入れ、軽くビルドする
- コーラをゆっくり注ぎ、完成!
2.アマレット・ジンジャー
よりさっぱりアマレットを飲みたい方は、ジンジャーエールで割って飲んでみてください。さっぱりとしたジンジャーの風味とアマレットがバランス良い甘みを出してます。
- アマレット:30ml
- ジンジャー・エール:適量
作り方/レシピ
- グラスに氷を入れる
- アマレットを入れ、軽くビルドする
- ジンジャー・エールをゆっくり注ぎ、完成!
3.アマレット・ソーダ
アマレットの甘みは少し減りますが、杏仁豆腐のような風味は残ります。ソーダ割りが一番さっぱりと飲める飲み方だと思います。
- アマレット:30ml
- 炭酸:適量
作り方/レシピ
- グラスに氷を入れる
- アマレットを入れ、軽くビルドする
- 炭酸をゆっくり注ぎ、完成!
4.アマレット・ミルク
甘いデザートのようなカクテルです。牛乳とも相性がよく寝酒にもまったりと良いかもしれません。よりふんわり作るには、シェーカーでシェークして作るのがおすすめです。
- アマレット:30ml
- 牛乳:60ml
作り方/レシピ
- ロックグラスに氷を入れる
- アマレットを注ぎ、牛乳を入れ、完成!
シェーカーの使い方は、以下の記事に詳しく記載しています。
>>カクテルシェーカーの使い方!美味しく作るコツ、教えます!
5.アマレット・ロック
甘党でお酒が強い方は、ロックで飲んでみるのをおすすめします。お好みでオレンジスライスを添えると香りもよく引き立ち、簡単に美味しく飲めます!
- アマレット:45ml
作り方/レシピ
- ロックグラスにアマレットを注ぎ、ビルドする
6.ゴッド・ファーザー
アマレットを使用するカクテルで一番メジャーなのは、ゴッド・ファザーではないでしょうか?ウイスキーにアマレットを入れたカクテルです。
個人的にはアマレットが本領発揮される飲み方だと思っています。というのもブラウン・スピリッツにアマレットの重厚感はとてもマッチするのです。ウイスキー苦手な方も、ゴッド・ファザーから初めてみてはいかがでしょうか?
- ウイスキー:45ml
- アマレット:15ml
作り方/レシピ
- ロックグラスに氷を入れる
- ウイスキー・アマレットを注ぎビルドする
ゴッド・ファーザーについて詳しくは、以下に記載しています。
>>ゴッドファーザーってどんなカクテル?味や美味しく作るコツをご紹介
7.ゴッド・マザー
ゴッド・マザーは、ウォッカとアマレットを使用したカクテルです。お酒が強く、アマレット本来の味を楽しみたいという方におすすめします。
- ウォッカ:45ml
- アマレット:15ml
作り方/レシピ
- ロックグラスに氷を入れる
- ウォッカ・アマレットを注ぎビルドする
ゴッド・マザーについて詳しくは、いかに記載しています。
>>ゴッドマザーってどんなカクテル?味や美味しく作る3つのコツをご紹介!
8.フレンチ・コネクション
フレンチ・コネクションは、ブランデーをベースとしたカクテルです。ブランデーに甘みが加わり新しいブランデーを飲んでいるようなカクテルです。フレンチコネクションはブランデーがお好きな人におすすめしたいカクテルです。
- ブランデー:45ml
- アマレット:15ml
作り方/レシピ
- ロックグラスに氷を入れる
- ブランデー・アマレットを注ぎビルドする
9.ボッチ・ボール
ボッチ・ボールはひとりぼっちのドッチ・ボールではありません。笑「ボッチ」とはイタリア発祥の球技でそれにちなんで作られたカクテルです。ちょっと大人なオランジーナを飲んでいるような味わいです。
- アマレット:30ml
- オレンジ・ジュース:30ml
- 炭酸:適量
作り方/レシピ
- グラスに氷を入れる
- アマレット・オレンジ・ジュースを入れる
- 炭酸を注ぎ、完成!
10.イタリアン・サーファー
マリブとは、ココナッツのリキュールです。アマレットと南国風味のマリブをサーファに見立て、イタリアン・サーファーと付けられたと推測できるカクテルです。甘さっぱりとしています。甘いお酒が好きな人におすすめですね。
- マリブ:30ml
- アマレット:30ml
- パイナップルジュース:適量
作り方/レシピ
- グラスに氷を入れ、マリブ・アマレットを入れる
- パイナップルジュースで満たし、完成!
マリブについては、以下の記事にて詳しく紹介しています。
>>マリブとはどんなお酒?味やマリブカクテル10個、元バーテンダーがご紹介!
終わりに
今回は、イタリアが世界に誇るリキュール「アマレット」をご紹介しました。アンズの核を使用したリキュールで、飲み方やカクテルもたくさんあるのでぜひこの機会に試してみてください!