こんにちは、元バーテンダーのひょーがです!
映画007で一躍有名となったウォッカマティーニですが、作中で作られるレシピはジェームズボンドのこだわりがあります。
「Vodka Martini,Shaken,not stirred 」
(ウォッカ・マティーニをステアではなくてシェークで)
今回は映画のウォッカマティーニと、従来のウォッカマティーニの違いや、なぜジェームズボンドはシェークを指定してきたのか・・を解説していきます!
- ウォッカマティーニとは?
- ウォッカマティーニのカクテルレシピ
- ウォッカマティーニはお家でも作れる?
- 【番外編】007で出てくるカクテル
ウォッカマティーニとはどんなカクテル?

ウォッカマティーニとは、ウォッカとドライベルモットを使用してステアという技法で作るショートカクテルです。
ウォッカとは何?
ウォッカとは、穀物を原料とした蒸留酒で無味無臭のお酒です。主にロシアでの生産が盛んで、アルコール度数は約40%ほど。
ちょっと高いアルコール度数なのですね。。なのでウォッカマティーニもアルコール度数は高めのカクテルです。
お酒が弱い人は一口で酔ってしまうかもしれません。。
さらに知りたい方は、以下の記事をご参照ください!


ウォッカマティーニは、使用するウォッカでも味が変わってきますね!
カクテルのベースに最適な「スミノフ」がよく使用されるのではないでしょうか?

しかしながら、2015年に映画「007シリーズ」と「ベルヴェデールウォッカ」がパートナーシップを結んだので、007のレシピを再現するならベルヴェデールウォッカがおすすめですね!


ドライベルモットとは何?
ドライベルモットとは、白ワインにニガヨモギやハーブなどを配合して作られるフレーバードワインです。
キリッとした風味に、ハーブのニガヨモギの香りが微かに感じられる味わいです!
カクテルの材料にも、ロックやストレートでも楽しめるお酒ですね!
以上がウォッカマティーニの材料でした!
お次にウォッカマティーニの作り方をご紹介していきます。
ウォッカマティーニのカクテルレシピ

ウォッカマティーニの作り方/レシピ
- ウォッカ:45ml
- ドライベルモット:15ml
- レモンピール:1つ
- オリーブ:1つ
ステアの準備です。
ステアするときはゆっくりと氷が溶けないように意識しましょう!
カクテルグラスの縁あたりにオレンジビールを振りかけます
お好きなオリーブをカクテルグラスに入れて完成です!
従来のウォッカマティーニはステアという技法を用いて作ります。
それに対して、映画007でのウォッカマティーニはシェークとう技法を用いて作ります!

では、シェークとステア、何が違うのでしょうか?
シェークとステアの違い
シェークの特徴
シェークとはシェーカーという道具を使い、お酒やジュースなどを混ぜてカクテルを仕上げる作り方です。
そして、シェークの特徴は以下のようなことが挙げられます。
- ジュースなど混ざりにくい材料を急速に混ぜ合わせる
- アルコール度数の高いお酒の角をとり、飲みやすくする
比較的混ざりにくいお酒をシェークすることで、混ぜて1つのカクテルに仕上げたり、アルコールの角をとりカクテルを飲みやすくするといった特徴があるのですね!



なので、ジェームズボンドはアルコール度数を弱めるためにシェークでカクテルを頼んだのだと考えられますね!
ステアの特徴
ステアとは、ミキシンググラスという道具を用いて、比較的比重が近いお酒をバースプーンで混ぜてカクテルを仕上げる作り方です。
そして、ステアの特徴は以下のようなことが挙げられます。
- 比較的混ざりやすい材料を融合する
- 材料の素材の味を生かして仕上げる
お酒の比重が近いと混ざりやすく、ステアでお酒を融合するイメージです。
ウォッカ・ベルモットは比重が近く、通常ではステアで作ります。



また、ステアはお酒とお酒を混ぜるカクテルが多いため、アルコール度数が高いカクテルが出来るのも特徴の一つと言えるでしょう!
バーでどちらを頼んでも問題なし
ここまで見てくれた方は、バーでウォッカマティーニを頼みたくなっているのかもしれませんね・・!
バーでウォッカマティーニを注文したら、通常のステアで提供される店がほとんどかと思います。
(優しいお店では、ステアかシェークか聞いてくるかもしれません!
なので、もし映画007でののウォッカマティーニを飲みたければ
「シェークでお願いします」
といえば、シェークで美味しく作ってくれると思います。
映画のように言ってみましょう!
せーの!
ウォッカ・マティーニをステアではなくてシェークで!!!!
ウォッカマティーニはお家でも作れる?


さて、そんなウォッカマティーニですがお家でも作れるのでしょうか?
結論から言うと、作るのは難しいが作れる!です。
バーで美味しいお酒を飲めるのはバーテンダーの技術があるからです。
シェークやステアには技術というものが必要です。
しかしながら、味のレベルや質などを考慮しなければ、道具さえあればウォッカマティーニを作ることはできます。
カクテル作りに興味がある方は、以下をご覧ください!




【番外編】007で出てくるカクテル


ウォッカマティーニがお好きなら最後にヴェスパーマティーニも覚えて帰ってもらいたいです。
ヴェスパーマティーニとは、「カジノ・ロワイヤル」にてボンドがレシピを詳細に指示して作るカクテルで、ジェームズ・ボンド・マティーニとも呼ばれています。
材料
- ゴードンドライジン:90ml
- ドライベルモット:30ml
- キナ・リレ:15ml
- レモンピール
作り方/レシピ
- シェーカーに材料を入れ、シェークする
- 冷えたカクテルグラスに注ぐ
- レモンピールを振りかけ、沈める
キナリレが置いてあるお店は、作ってもらえる確率100%です。



なぜならば、キナリレはヴェスパーマティーニを作るために置いてあるようなもの!!笑


ウォッカマティーニはダンディなカクテル
いかがでしたでしょうか?
今回は、ウォッカマティーニをご紹介しました。
シェークとステアでは味が変わってくるので、ぜひ両方ともお試しください!
記事は以上になります、最後までありがとうございました!

