ギムレットとは?味や美味しく作る3つのポイントを元バーテンダーが解説!

ギムレットってどんなカクテル?Cocktails
ひょーが

お酒に関する記事を執筆しています。高校卒業後バーテンダーの世界に入りカクテルコンペティションなどに積極的に活動→その後マーケティングなどを学び海外の広告代理店にて働く

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こんにちは。元バーテンダーのひょーがです。レストランやバーでよく目にする ”ギムレット”。バーテンダーからも昔から愛され続けられ、ハードボイルドなカクテルでもあります。今回は、ギムレットの味や美味しく作る3つのポイントをご紹介します。

カクテル名:ギムレット

カクテルのスタイルショートスタイル
テイスト辛口さっぱり
アルコール度数20〜25%
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ギムレットの作り方

ギムレットの画像

ギムレットの材料

ギムレットは、主に3つの材料を使用します。

材料は以下の通り

  1. ジン:45ml
  2. ライム:15ml
  3. 砂糖もしくはシロップ:1tsp

材料1:ジン

ジンとはスピリッツの一種です。ジンについてはこちらの記事を参照してください。

ギムレットを作る際に使用するおすすめのジンは、「プリマス」というジンがおすすめです。その理由は、

プリマスジンは1793年にイングランドのプリマスで誕生しました。プリマスはイギリス海軍の基地があるため、海軍御用達のジンとなり世界へ広まって行きました。ギムレットの誕生もイギリス海軍という説があるのでおそらく当時はプリマスジンを使用しているというのが考えられます。そのことからベースのジンはプリマスにするとよりギムレットが楽しめるかもしれません。

プリマスジンの画像

  • 参考価格:2,000円
  • 原産国:イギリス
  • アルコール度数:41.2%

材料2:ライム

コーディアルライム(市販のライムジュース)ではなく、フレッシュライムを絞り使用するのをおすすめします。ただローズ社のコーディアルライムがあれば一番いいです。ローズ社のコーディアルライムは後ほど記載します。

以上の材料を使用して、ギムレットを作っていきましょう!

作り方

作り方は単純です。シェーカーと呼ばれる容器に、材料を入れた後氷を入れシェークしカクテルグラスに注ぎます。材料を入れる時はメジャーカップ使用しましょう。

※メジャーカップとは、材料の容量を計るバーツール。

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ギムレットを美味しく作る3つのコツ

カクテルを作ってる画像

1.ライムを絞るときは優しく

ライムを絞る際に、スクイザーという器具を使用するのですがそのときライムを回しながら絞るのはNGです。上から粒を潰す感じで絞りましょう。

なぜかと言うと回しながら絞ると、皮の苦味成分が入り雑多な味わいになってしまうからです。この手間一つで、完成されるカクテルに差がつくので粒を潰すように丁寧に優しく絞って行くようにしましょう!

絞ったら、バーズネスト(タネなどをこす器具)で濾してライムジュースを用意します。

2.カクテルグラスは冷やしておく

ギムレットを作る前に、カクテルグラスは冷凍庫で2分ほど冷やしておきましょう。冷えた方が仕上がったカクテルが温くなりにくく最後まで美味しくギムレットを飲むことができます。

3.砂糖・シロップを使用するときの注意

砂糖・シロップをシェーカーに入れたら、バースプーンでジン・ライムと溶け込ませましょう。シェークではなかなか混ざりにくいのでシェークする前にバースプーンで少し混ぜるのがおすすめです。そうすることで、よりまとまりのあるギムレットが作れるカクテルに仕上がります。

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ギムレットの由来

戦艦の画像

由来は主に2つあります。

由来1:ギムレットおじさん

時は、1890年。イギリス艦内にて船の中の軍人さんたちは、毎日毎日ジンを飲んだくれていました。それを見ていたイギリス海軍の軍医であるトーマス・D・ギムレットさんが、こいつらこんなにジンを飲んで大丈夫なのか!?と呆れて、健康維持のためにライムジュースを混ぜて飲んでもらうようにしたのが、由来です。

由来2:その味は、錐のようだ

単純にギムレット(gimlet)の意味が、”木工きり”ということから、ギムレットを飲んだら体を突き抜けるような感覚はまさに木工きりだ!というところから来ています。

個人的には、前者の方がロマンがあります。ただ、調べてみても本当にギムレットさんがいたのかは、、、謎です。。実はこのギムレットというカクテル、ハードボイルド推理小説にも登場して行きます!

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小説で出てくるギムレット

小説の画像

それが、レイモンド・チャンドラーさん作の”長いお別れ” (原題:The Long Goodbye)。

この小説のざっくりとした内容をご紹介します。

主人公で私立探偵の”フィリープ・マーロウ”が、飲み屋で”テリー・レノックス”という男性と意気投合し、よくギムレットを飲む仲になる。そんなある日、レノックスがマーロウのお家を訪ね、すごい剣幕でメキシコへ送ってくれと頼む。

レノックスは無事メキシコへ到着し、マーロウがロサンゼルスへ戻ったら、レノックスの妻が殺されていたのが発見される。その後、メキシコでレノックスは自殺し、妻を殺したのは自分だという遺書を残したのであった。

果たして本当に殺したのはレノックスなのか、、そんな中、マーロウは新しい事件の依頼され、その依頼人がレノックスの隣人なのである。。

と言った推理ストーリーです。

 

作中で、レノックスはこんなことを言っています。

本物のギムレットはジンとローズ社のライムジュースを半分ずつ。他には何も入れないんだ

レノックスさんが言う本物のギムレット、ベースのジンを指定する方はいますが、ライムを指定するこだわりはレノックスさんの小さいことを一途に守ろうとする性格を表しますね。。
そっちなのかーー!と思いました。

 

また、こんな名セリフも残しています。

ギムレットにはまだ早すぎるね。

このセリフは、マーロウではくレノックスが呟いている言葉です。これだけ見ると理解力が乏しい私はギムレットを飲むにはまだ日が早い、お昼なのかなあ・・><と思いますが、もっともっと深い意味があります。

↓↓↓↓↓以下ネタバレです↓↓↓↓↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レノックスが自殺をする前にマーロウへ残した遺書には、”僕のためにヴィクターでギムレットを飲んでほしい。”と書いてありました。そんな中、ラストで実はなんやかんやレノックスは生きていて、マーロウと再開しました。そこでレノックスは言ったのです。

 

ギムレットにはまだ早すぎるね。

 

お分かりでしょうか??そう、ギムレットには早すぎるとは、まだお別れするには早いのじゃない?といったレノックスのまだ別れたくないと言うセリフなのです!

 

マーロウはお酒にそれほどこだわりがなく、レノックスと飲む時に一緒にギムレットを飲んでいました。マーロウにとっては、ギムレットはレノックスとの友情の証なのです。

 

この物語は、推理小説でもあり男の友情も描いているハードボイルドな小説なのです。このお話を聞いて、ギムレットを飲むとまた違った味わいになのではないでしょうか?

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ギムレットとローズ社のライム

ライムの画像

こういった経緯から本物のギムレットを作ろうと、ローズ社のライムジュースを使用するバーは多くなってきています。

ローズ社ライムジュースの味は、甘すぎずピリピリとした不思議なライムの感覚が口の中に広がり、カクテルと合わせることでその味は深いものとなっていきます。ぜひ一度味わっていただきたいギムレットです。

ローズ社のコーディアルライム

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おわりに

今回は、ギムレットの作り方・由来・レシピについて解説させていただきました。ジンとライムを使用するシンプルなカクテルで、好きな方は多いのではないでしょうか?あなたも、マーロウとレノックスみたいにギムレットを一緒に飲める友人探してみては!?

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